先人の知恵や工夫で低コスト、耐震性 耐久性 省エネ
バリアフリーを実現
ハイブリッドシリコン塗装とか高価な塗装剤を使わなくとも庇や軒を出すことで外壁に当たる夏の直射日光をカットしてくれます。冬には太陽高度が下がるので太陽光を取り入れることができます。雨もある程度防いでくれます。
2016年熊本の地震では耐震等級3の住宅がいくつも倒壊しました。原因の多くは耐力壁に力が伝わっていないことや筋交いの金物が連続した地震で外れることにより倒壊したそうです。
筋交いを接合する金物に使用するくぎの数と構造用合板に使うくぎの数が圧倒的な違い
連続した地震がくると筋交い金物のほうが当然外れやすい
床や小屋組みの剛性が低いと上の図のような変形が起きます。図では耐力壁の変形は少なくそのほかの部分は変形が大きいのがわかります。床と小屋組みの剛性を高めれば耐力壁に力が伝えられます。低コストで剛性を高めるには火打ち材を使用します。
梁や桁に取り付けるものを「火打ち梁」、土台に取り付けるものを「火打ち土台」といいます。左が火打ち土台 右が火打ち梁
東北の震災で津波で流されなかった家はホールダウン金物を使用していました。
軽い屋根 隅柱にはホールダウン金物 接合部がきちんと強化し制震ダンパーをとりつけてありました。
断熱樹脂サッシで樹脂の熱伝導率は、熱を伝えやすいアルミに比べて約1000分の1です。外気温の影響を抑えるので結露が生じにくく、カビ・ダニの発生を防ぐというメリットがあります。日射は庇でカット 普通ペアガラスを使用しLow-eガラスは使いませんハニカムサーモスクリーンを使用します。。
low-eペアガラスの遮蔽係数です。格段に違います。
狭小地で間仕切り壁を狭めてもいい場所にこのシステムを利用します。
「4分割法」とは、建築物の耐震性を確認するための手法の一つです。建物をX方向とY方向に4等分割し、両端部分の存在壁量と必要壁量を計算します。存在壁量を必要壁量で除した数値が1を超えれば、壁量充足率が満たされていることにまります。この範囲内に耐力壁を設けることが重要でこの範囲外では梁を受ける柱を除いて間仕切り壁の下地だけの役割の柱を省けばコストダウンにつながります。
管柱を使って梁のせいを抑えたほうがいいか梁のせいを増やして管柱のスパンを取ったほうがいいかどちらが安いかスパン表で検討します。
スパン表とは
例えばリクシルのサーモス トステムはサッシメーカーですがガラスは作っていません。リクシルもガラスは旭硝子に外注してます。サーモス一式を買うよりリクシルでサッシだけ買ってガラスはガラス屋さんで旭ガラスを入れるほうが低コストです。
設備メーカーは代理店方式を採用しています。1次店から仕入れるのと2次店から仕入れるのとでは約2割仕入れ価格が違います。メーカーによって2次店からの仕入れなければならなかったり2次店並みの仕入れ価格のメーカーもあります。
地盤の強さを表す地耐力が20kN/㎡未満の場合、基礎の形状は杭基礎を用いたもの、20kN/㎡以上30kN/㎡未満の場合は杭基礎もしくはベタ基礎、30kN/㎡以上の場合は杭基礎、ベタ基礎、布基礎のいずれかになります。 また、地耐力が20kN/㎡以下の場合は地盤改良工事が必要となります。
92年4月積水ハウス株式会社入社 2005年1月退社し実家の積水ハウス株式会社の内装工事店 ㈱白石工務店へ帰る 積水ハウス在職時優秀社員表彰2回 31年の経験から低コストで高性能の住宅を提案します。
1級建築施工管理技士 宅建士 第2種電気工事士
白石 徹郎