特徴 屋根防水シートの上に直接施工するタイプ 発電パネルと屋根材を兼ねているので新築の場合屋根の軽量化が図れる。施工も瓦と同じ施工のやり方で太陽光パネル設置技術資格をもった屋根職人が施工、雨漏りなどの不安も一番少ないタイプ。新築する場合は特におすすめ
昔から屋根に載せる設備はトラブルが多いです。あの太陽熱温水器などがそうです。太陽光パネルも同じで一番のトラブルは雨漏り、続いて風による被害とづづきます。
なぜトラブルが多いか?それは施工後の屋根はいじれない構造になっているからです。
瓦屋根は水下(軒)から上へ向いて葺いていきます。この動画は瓦桟に瓦を載せてくぎを打っています。基本的に瓦は葺いてしまえば外せないのです。割れた瓦を入れ替えする場合は瓦を完全に割ってばらばらに砕いて新しい瓦をはさみこむか瓦に打ったくぎを切る道具できるかしてはずしてはさみこみます。入れ替えた瓦はくぎで打てません。瓦の施工後の作業は大変であり熟練したものがしないとほかの瓦を割ったり下地のアスファルト防水シートをずらすなどして雨漏りの原因になったりします。
太陽電池は、光から電力(=電気的なエネルギー)を発生。
光は、エネルギーを持っています。真夏の正午の太陽光は、1平方メートルあたり約1kWものエネルギーを持っています。例えば、太陽の光に当たったアスファルトの道路が熱くなりますね。これは太陽光のエネルギーがアスファルトに吸収され、熱に変わっているのです。熱になったエネルギーは周囲の物や空気に伝わって、散逸していきます
「半導体」とは、簡単に言いますと、条件によって電気を通したり通さなかったりする物質です。この半導体にはn型半導体と、p型半導体の2種類があります。太陽電池は基本的に、このn型とp型の半導体を積み重ねた構造をしています。
n型の半導体は”動きやすい”電子(伝導電子)がやや多く、接触した材料に電子が逃げ出しやすくなっています。逆にp型の半導体は伝導電子がやや少なめで、電子が足りない場所(正孔)を持っています。この2つを接合すると、n型半導体からp型半導体へと伝導電子が逃げ出して、正孔と打ち消し合います。
電子が逃げ出した後のn型半導体は電子が足りなくなりますので、プラスに帯電します。同様に、余分に電子をもらったp型半導体はマイナスに帯電します。このために接合部分に電界(内部電界)が生じます。内部電界は、n型半導体から逃げ出そうとする電子の流れを妨げるように働き、n型からp型へ電子が流れようとする力と釣り合った所で安定します。接合部分では電子と正孔が結びついた状態で動けなくなっていますが、そこには常に内部電界が働いています。伝導電子があれば、電界によってn型半導体へと押し流される状態になっています。
そこで接合部分の半導体に光が当たると、光のエネルギーによって新たに伝導電子と正孔が”叩き出され”ます。内部電界に導かれて、伝導電子はn型半導体へ、正孔はp型半導体へと移動します。その結果、電子を外部へ押し出す力(起電力)が生まれます。起電力は光を当てている間持続し、次々に電子が押し出されることで、外部の電気回路に電力が供給されます。押し出された電子は外部の電気回路を通じてp型半導体の側へ戻り、正孔と結合します。
太陽光パネルは光があたることによって光起電力効果で電力が生じ直流電流で流れます。しかしパネルの一部に影が生じるとそこは光起電力効果は起きずただのpとnの半導体のままなので電流は流れず止まってしまいます。
テレビのアンテナの下にパネルを設置しているところをよく見かけますがアンテナの影がさしている間のユニットは電流が流れていません。設置業者は知っているのか、知っていてもアンテナの移動が出来ない、または見積もりに入れていないので黙ってつけているのかわかりませんが一年通して考えるとかなりの発電を損失しています。3KW付けていても2KW分しか発電していない場合があったりします。
一番多いトラブルは雨漏り
太陽光設置技術者はメーカーの講習をうけてなおかつメーカーが認定しないと設置技術者になれない。その技術者でないと設置できない決まりになっています。しかし講習は簡単で認定も簡単にしてくれるので誰でもなれます。
まったく経験もないものが屋根に上がって作業をするのでトラブルは後を絶ちません。
大工であっても瓦屋根は経験をつまないと瓦の上を歩いて割ったりすることがあるくらい難しいのに素人が屋根に上って割らないわけがありません。
割ったって黙ってることが多いし、取り付け金具の設置だって屋根の構造を知らない人間がやるので雨漏りしたって当たり前です。